2012年11月13日 11月13日火曜日 曇り

11月13日火曜日 1時限~5時限

◎自分のきものや帯に刺繍をするく
◎よくわからないだろうが、とにかく手を動かす


刺繍の実技2日目
お天気は崩れそうで急激に冬型に・・・・
風邪で一人欠席、一人で大丈夫かと心配。

絹糸を使い「刺繍を施した名古屋帯」作っている。
友禅で染めた模様に刺繍を入れている学生
織りで名古屋帯を織って刺繍だけで模様を表現してる学生。

5日間25コマしかない「短期間で」仕上げなくてはならないから
かなり無理をしている。

授業も強引に進めている。
学生も苦労していると思うが、時間をかければそれでいいとも思わない。

放課後も居残りで自習する学生も居る。

それはそれでいいと考えている。

ボケ~としてしていても一日は一日だから集中すればいい。

宿題を出してある。

それは、今作っている自分の名古屋帯に
「値段」をつけることである。

そして学生とこのことについて話が盛り上がれば
いいと思っている。
さあ~ どうかな??。

2006年に読んだ、村上隆「芸術起業論」幻冬舎
にこのような一節があっていつまでも気になっているのである。

「・・・・勤め人の美術大学教授」が「生活の心配のない学生に」
ものを教え続ける構造からは、モラトリアム期間を過ごし続けるタイプの
自由しか生まれてこないのも当然でしょう。エセ左翼的で現実離れした
ファンタジックな芸術論を語り合うだけで死んでいけるような腐った楽園が
そこにあります。」

かなりキツイ言い方ではあるが、なるほど思うところもあって
いつまでも記憶にあるのだと思う。

そうなんです。
モノ作りで生きていくなら、何が何でも作ったものを
売って、生き残らなくてはならないのです。

モノのつくり方は教えるが「モノの売り方」は教えない。

これも美系の学校としては当たり前かもしれないが、
「作ったものを換金して、それで生活をしていく道筋を説く」
ことも必要ではないかと思うです。

「モラトリアム」ってなんじゃ???
と思って調べました。

(年齢では大人の仲間入りをするべき時に達していながら、精神的にはまだ自己形成の
途上にあり、大人社会に同化できずにいる人)

とあった。

ふ~~ん。!!


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