2011年09月06日 9月6日火曜日 快晴

9月6日火曜日 1時限~5時限

◎振袖用全通柄の帯デザイン完成
◎合評会
◎全通柄の帯の制作意図、アピールしたい部分を発表


南の空には絹雲が出てる。秋晴れだ。
この授業が始まった頃は桜が残っていた、今日の帰りは
秋の虫が大合唱。季節の移りは早い。
学生も上達した。12名がデザインコンクールに入選、入賞した。
そのことを実証している。
そして今日は最後の授業。
名残惜しいが致し方のないことで、言い残したことはないかと気がかり。
「振袖用の帯」を完成させ、時間をかけて合評会。
デザイン優先のものつくり きものや帯の模様の付け方が少しでも理解できれば
この授業の成果。
描くことに興味を持ち、今までにない物を生み出す力を養って欲しい。

花独楽と糸巻きを描きました。
振袖用なので、地色に黄色を使い、華やかにしました。
市松模様を変形させて、矢絣風の模様を描き、、
半分に折った時、腹のところも華やかに
なるよう気を遣いました。
色は、自分の好きな青と紫を使い、
地色と柄の色のコントラストをきかせています。
(奥村

振袖用の帯ということなので、
20歳になったらできること、飲酒・喫煙・夜遊び・・・と連想して、
パッケージのかわいいタバコの柄にしました。
これまでのデザインは根をつめて、考えて描いてきたので、
今回はあまり考えず、思いついたままに作りました。
缶ビールのパッケージでもよかったな(笑)。
(髙橋)

金銀でお祝い事を、黒で大人っぽさを、
赤で幼さを、イメージしました。
大輪の菊で、花言葉の「高潔」をイメージしました。
地色に負けて、目立たないのが残念です。
(隅田)

振袖の帯ということで、成人式用につくりました。
青海波と、雪の結晶を意識した花を、
赤系の色と白、そして金で彩色し、おめでたい感じを出しました。
古典的な雰囲気を出しつつも、
どこか異国情緒が表れるようにデザインしました。
(深川)

振袖の帯のデザインということで、
上品で落ちついたイメージ・・・というよりは、
元気で若々しいイメージでデザインしました。
前に描いた、バラの古典文様をアレンジして
華やかになるよう心がけました。
(仁和)

振袖に合わせる帯ということで、
今作っている振袖に合うような帯をイメージして、
振袖にはいっている牡丹と鈴をいれて、
統一感があるようにして考えました。
最初は、振袖の柄を唐獅子牡丹にしようと思っていてやめたので、
帯で使えたらなあー、と思って選びました。
唐獅子が、問題が発生して、下書きなしの状態で色をつける
ことになってしまったけど、墨のよさがでたかなーと思えるような・・・・・・。
まぁ、かっこよさげな雰囲気で仕上がったので、
良かったかな、と思います。
(町田)


お正月に着る振袖をイメージして、羽子板を描きました。
羽子板の表には四君子、裏には松竹梅と青海波、
背景は、蝶と鶴亀のシルエット、羽根を散らしました。
細かくて苦労した割には、羽子板が背景に
溶けてしまって目立たなくなってしまい、
近くで見ないとよく分からないような仕上りになってしまい、
残念です。
(飯間)

作品のコンセプトは『沖縄・二度目の成人式』。
沖縄が本土に復帰して40年。
最初の20年は、高度成長期。
二度目の20年は、そろそろ興土をしっかり考えようよ!という思いを込めて、
沖縄の象徴ともいえるあざやかな青を地色に
ブーゲンビリア、ハイビスカス、月桃を乗せてみました。
月桃は、沖縄ではムーチーでなじみのある植物、
沖縄の人なら分かるであろう、選択です。
(藤原)


一面に同じ柄でなく、2種類の柄を描きたい、と思い、
いろんな太さのギザギザで区切りました。
椿がメインのつもりが、どっちも強調されてしまったけど、
それぞれの雰囲気がつくれてよかったと思います。
背景(地色)が灰色で、灰色自体使うのが初めてで、
どうなるか不安もあったけど、いい色が出せてよかったです。
初めての配色や工夫、デザインに、自分なりに挑戦した結果、
良くできた部分と失敗した部分があったけど、どれも
作り上げていく過程で勉強になったので、よかったと思います。
(藤澤)


top